トーキョー2日目。午前は東京オペラシティに舞い戻ってICCのsounding spacesへ。これまでもサウンド・インスタレーションとか音絡みの芸術には興味はあったんですが、実際に展示会に行くのは初めて。早い時間に行ったためか、それともそもそもこんなものを見に(聞きに)来る人は限られているのか、来場者も少なくて快適に回れました。いまいちピンと来ないものもいくつかありましたが、面白い世界やなあというのは認識できました。個人的にはデイヴィット・カニングハム、アルヴィン・ルシエ、リチャード・シャルティエ&テイラー・デュプリーなんかの環境ノイズっぽいのがずっと聴いていたい気分にさせられて気に入りました。スーパーシートはだいぶ脅されて視聴したんですが(気分が悪くなった時用の緊急呼び出しボタンを渡されるのです)、あっとゆう間の4分半で楽しかったです。終わって立ち上がったときちょっとくらっとしましたが(^^;。クリスティナー・クービッシュやラファエル・トラルのもテクノロジー的に興味を惹かれました。この2つは入場者が能動的に参加するという点でも面白かったです。小規模ながらずっといたいと思わせるいい展示でした。チケットを1回買ったらもう1日別の日にも来れるというのもいいねえ。来週時間があったらまた来よう。
昼からは三鷹へ。三鷹といえば天文台というイメージがあったんで都心からかなり離れたところかと思ってたんですが、意外と近くてちょっとびっくり。駅からしばらく歩いて三鷹市芸術文化センターへ。シベリア少女鉄道の芝居「二十四の瞳」を見るためです。到着するともうかなりの人が並んでいました。席は完売していたようです。ほどなくして開場。かなり立派なハコで、芝居といえばOMSで座布団に座ってみるものという先入観のある私はちょっと違和感を感じたのでした(^^;。
内容なんですが、かなりべたなストーリーをべたな芝居で展開しています。正直どうなることかと思いました。まさかこのまま終わるわけないよなあと。案の定この延々と続くべたな芝居は壮大なネタふりだったのです!べたなストーリーは最後まで続くのですが、舞台上では衝撃の展開が待っていました。遺産相続にからむ争い、愛憎劇、そして殺し合いと陰惨な話が続いているにもかかわらず私も含めて客席はなぜ死ぬほど笑い転げているのでしょうか(^^;。ああ、書きたい。けどネタばらしになってしまうので何が起こったのかは書けません。もうほんとにすごかったです。あと2,3回は見たい。シベ少未体験のかたは機会があればぜひ1度。楽しめること間違いなしです。